東京新聞
大間原発、建設凍結を 函館市長ら政府に要請書
2013年2月19日 夕刊
北海道函館市の工藤寿樹市長らは十九日、電源開発(Jパワー)が青森県大間町で進める大間原発建設の無期限凍結を求める要請書を政府などに提出した。政権交代後は初めて。市は建設差し止め訴訟を準備しており、政府の対応を見て、提訴するかどうか決める。
工藤市長は経済産業省や自民党本部を訪問し、市に隣接する北斗市や七飯町の首長らも同席した。工藤市長は「東京電力福島第一原発事故以前の安全神話の中で建設が進められた大間原発には反対だ」などと訴えた。
要請書は「大間原発から函館市までの距離は最短二十三キロ。事故が起きれば、観光や漁業、農業を基幹産業とする道南地域の経済に壊滅的な打撃を与える」と指摘している。
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