2009年10月15日木曜日

京都御苑(9)周辺(2) シ・エム・ウィリアム氏旧邸跡 護王神社 水戸藩邸跡 土御門内裏跡

烏丸丸太町から烏丸通りを北上して、京都御苑の周辺を巡っています。
今回は、周辺の2回目。
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日本聖公会初代監督シ・エム・ウィリアム氏旧邸跡
(烏丸出水下ル 教会敷地内)
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護王神社
(烏丸下長者町下ル)
少し北上し、烏丸通りを隔てて蛤御門が見える少し前に、
壁に派手な看板を掲げた神社が見える。
和気清麻呂とその姉の広虫(ヒロムシ)を主神とする護王神社です。
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和気清麻呂(733~99);
称徳天皇(孝謙天皇)の寵を得た道鏡を皇位につけようとする宇佐八幡の神託
が偽りであると奏上し、道鏡らの怒りをかって大隅に流される。
称徳天皇没後、道鏡が没落すると、
京に戻されて桓武天皇に重用され、長岡京造営や平安京造営に活躍。
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文覚上人が和気氏の氏寺神護寺を再興する際、
清麻呂を護王善神として奉じ、同寺の鎮守社としたのが、護王神社の始まりという。
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広虫もまた、称徳天皇の側近の女官として重用されるが、
道鏡神託事件では備後に流される。
その後、弟同様に京に復帰、光仁・桓武天皇に重用され、
また、京都内の孤児83人を養育して子育て明神と崇められる。
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大隅に流された清麻呂が宇佐八幡宮に参詣しようとした際、
野猪が前後を守ったという故事(他にも理屈はあるそうだが)により猪が祀られている。
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お正月には、本物の猪が境内に連れられて来ていました。
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和気清麻呂像
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水戸藩邸跡
(護王神社北側)
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土御門内裏跡
(烏丸下長者町上ル ホテルガーデンパレス前庭)
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