2012年12月8日土曜日

福島県 震災による死者3千人を超える。震災関連死は1184人(全体の4割)。

福島民報
震災県内死3000人超す 関連死1184人 検証・対策チーム発足まだ
 東日本大震災から1年9カ月となるのを前に、震災による県内の死者は6日午後5時現在、3004人に上り、3000人を超えた。震災と東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活による体調悪化や過労、自殺などで亡くなった「震災関連死」が1184人と全体の約4割を占める。復興庁は避難の長期化が影響しているとみている。

 6日、南相馬市が震災関連死として新たに5人を認定し、県内の関連死者数は1184人、直接死などと合わせると3004人となった。市町村別では南相馬市が376人で最も多く、浪江町の209人、富岡町の122人、いわき市の100人となっている。
 原発事故の避難区域が自治体の全域、もしくは一部に認定された双葉郡8町村と田村市、南相馬市、飯舘村の11市町村が認定した関連死の合計は1051人で、関連死全体の88・8%に上った。双葉郡8町村では635人と全体の53・6%を占める。
 関連死を認定した21市町村によると、避難の長期化による体調悪化や過労などでの認定が相次いでいる。このうち、相馬市が認めた17人の関連死は、避難所などにおける生活の肉体・精神的疲労、病院の機能停止による既往症の悪化が多かったという。
 復興庁は10月末に県と合同で関連死の検証・対策チームを発足させる考えを示したが、6日までに具体的な対策は示されていない。同庁は「死者の詳細なデータを収集し分析している」としている。

 10月31日現在、宮城県の直接死は9563人、関連死は821人。岩手県の直接死は4671人、関連死は338人
( 2012/12/07 09:16 カテゴリー:主要  )

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