アベノミクス主力エンジン失速、春闘ベアが昨年比大幅減 |ニューズウィーク日本版 ; トヨタ社長が経営の「潮目変わる」と指摘、中小企業を含めた全体のベアは0.5%未満に留まるhttps://t.co/CIg63BegaE— 黙翁 (@TsukadaSatoshi) 2016年3月27日
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政府内にあるいらだちは、2つの数字で説明ができる。1つは昨年12月末に355兆円に積み上がった企業の内部留保。過去最高水準を更新し続けているのに対し、人件費の総額は、過去10年で一進一退を繰り返し、トレンドとしては横ばいにとどまっている。
昨年末の官民対話では、高収益企業が率先し、昨年を上回る賃上げ実現を期待することで官民が一致した。
しかし、ふたを開けてみれば、今年の春闘における主要業種のベアは、昨年の半分以下の水準が続出。「このままでは、来年の消費増税分を所得増でカバーできそうにない」と、別の政府関係者は懸念する。
政府内に焦りが生じているのは、足元における個人消費の低迷が続き、今年1─3月期の成長率が2四半期連続のマイナスになれば、アベノミクス下で初めての景気後退に陥り、内外の市場関係者から批判されかねないためだ。
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