【暮らし】不動産バブル崩壊か 危険信号「の」の字現象がクッキリ https://t.co/0UoJ6a5YAP #日刊ゲンダイDIGITAL— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2016年3月30日
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近著に「新築マンションは買ってはいけない!!」(洋泉社)がある住宅ジャーナリストの榊淳司氏が言う。
「私がかねて指摘してきた、不動産市場の“『の』の字現象”が顕著になってきました。東京の山手線内と城南、湾岸エリアの局地的バブルが、川崎市の武蔵小杉周辺、横浜のみなとみらい地区まで波及し、これが八王子→多摩→高尾を通過すると、埼玉の大宮、越谷付近をグルッと回り、最後は千葉県にたどりついてドーンとバブルがはじけるという理屈です。点をつなぐとちょうど『の』の字になります。平成バブルとまったく同じ現象が起きましたが、今は大宮あたりまでバブルが波及しています。崩壊まで秒読み段階に入りました」
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■残るのは後悔とローン地獄
「日本はまさに“いつか来た道”をたどり始めているのかもしれません。高尾駅はJRと京王電鉄の2路線が使えるので、利便性が良さそうに見えますが、中央特快で新宿まで約45分、東京まで約1時間もかかる。20年後、3500万円の新築マンションが500万円で売却できたら御の字でしょう。買った当座はいいけれど、多くの人がローンに苦しむことになりそうです。日銀のマイナス金利で住宅ローンの審査が甘くなって喜んでいる若い世代は十分に気を付けてください」(榊淳司氏)
赤羽や板橋あたりにも75平方メートルで3500万円くらいの中古マンションがゴロゴロある。「豊かな自然を満喫できる」とか甘言に惑わされ、郊外の僻地の物件をつかまされたら、残るのは後悔とローン地獄だけだ。
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