2013年8月1日木曜日

原子力規制委員会の田中俊一委員長、福島第一原発の汚染水問題は「かなり深刻で、切迫している」と述べる

YAHOOニュース
福島第1原発、汚染水問題「深刻で、切迫している」=田中規制委員長
時事通信 7月31日(水)16時52分配信

東京電力福島第1原発で放射能汚染水が増加し続けている問題で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は31日、定例会見で「かなり深刻で、切迫している」と述べた。
田中委員長は「汚染されていない水を捨てる了解をいただかないと、原発の後始末は不可能」とし、放射性物質濃度が基準値以下の水は海洋放出が必要との認識を改めて示した。東電に対しては「必死になって頼む姿勢が足りない」と述べ、引き続き漁業関係者らを説得するよう求めた。
同原発では汚染された地下水が海へ流出していることが判明し、東電への不信感が高まっている。汚染前の地下水の海洋放出にめどは立っていないが、田中委員長は「(海へ)捨てさせてくださいと言うのは私たちの仕事ではない」とも語った。 


地下水位上昇、報告遅れ=規制委員長「東電、危機感ない」―福島第1の汚染水流出
時事通信 7月31日(水)13時35分配信

東京電力福島第1原発の放射能汚染された地下水が海に流出した問題で、東電が29日に開かれた原子力規制委員会の検討会の際、地下水位が上昇しているデータを把握しながら報告していなかったことが31日、分かった。規制委の田中俊一委員長は同日の定例会合で、「東電は危機感がまったくない」と非難した。
規制委によると、29日午前に開かれた同原発の収束作業をめぐる専門家検討会で、東電側は地下水位を基準点から2.5メートル上まで来ていると説明。この水位を前提に、汚染された地下水の漏出防止が議論された。
ところが、東電は同日夕方の会見で、水位上昇の値を2.8メートルと説明。午前中に把握しながら規制委に報告はなく、事務局の原子力規制庁の担当者は翌30日午前に東電側に問い合わせて、地下水位の上昇を確認した。
規制庁に対し東電側は、資料の整理が終わっておらず「タイミングを逸した」と説明したという。 

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