2013年8月27日火曜日

<福島第1原発>避難住民、大阪・京都・兵庫でも提訴へ

YAHOOニュース
<福島第1原発>避難住民、大阪・京都・兵庫でも提訴へ
毎日新聞 8月26日(月)23時17分配信

 東京電力福島第1原発事故で避難などを余儀なくされたとして、福島県から関西に避難するなどした住民27世帯74人が来月17日、国と東電を相手取り、慰謝料などを求めて大阪地裁に集団提訴することが分かった。弁護団が26日、大阪市内で記者会見して明らかにした。同様の訴訟は福島地裁や東京地裁などで起きているが、関西では初めて。京都府の避難者16世帯31人も大阪と同じ日に京都地裁に、兵庫県内の避難者も来月をめどに神戸地裁にそれぞれ提訴する。

 大阪地裁に提訴するのは、大阪、京都、奈良、滋賀、三重の5府県に避難してきた男女ら。今まで築き上げた財産や人間関係などを原発事故で失ったとして、1人当たり1500万円を基準に賠償を請求する。

 弁護団は、2002年の政府の調査で、同原発付近で大地震が起こる可能性が指摘されたとして、地震や津波による重大事故の発生は予測できたと主張。東電は耐震設計を見直すなどの対策をせず、国も東電に対策を求めなかったため、事故が起きたと訴えている。

 また、京都地裁に提訴するのは福島県と茨城県からの避難者で、国と東電を相手取り、1人当たり500万円の慰謝料を請求する。【渋江千春、松井豊】

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