2010年3月20日土曜日

東京 千鳥が淵周辺 サクラ モクレン 戦没者墓苑と宗左近の詩「さくら」 (2010-03-19)

昨日(3月19日)昼休み、江戸城乾門辺りから千鳥が淵戦没者墓苑まで往復した。
途中には早咲きのサクラがちらほら。
サクラの種別は不詳。
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下のサクラは蕾がカンヒザクラとソックリ。
カンヒザクラ一族なんでしょう。
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内堀通り千鳥が淵辺りの小公園にモクレン。
セミプロ(?)カメラマンがたくさんおられました。
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戦没者墓苑のオオカンザクラ。
多分1週間ほど遅かった。
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墓苑内部。
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さくら   宗左近

ある事物に別の何かの比喩を見るのは 心の衰えのあかしではなかろうか
わたしは好まない だが 桜の花だけは そのまま直載な言語である
市川市の真間山弘法寺には枝垂れ桜があり、富安風生の句碑が立っている
まさをなる空よりしだれざくらかな
即物性こそ詩ではなかろうか この桜の句も感傷がなくてじつにいい
東京の都心にでると 千鳥ケ淵の桜の林のなかで時をすごす
かたわらに戦没者の記念堂がある 「おれのいのち もう終る」 きみたち
こちらをむくな 高柳重信の一句を口ずさむ
横顔がずらりと並ぶ春霞              
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大正生まれの人たちの戦争に友達を奪われた静かな怒りがここにある。
ソメイヨシノの頃にまたここに来なければならない。

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