NHK
大阪府に財政影響検証を要求
09月24日 19時17分
有料道路を運営する大阪府道路公社に府が出資した907億円が返還されない見込みになっているとして、大阪府監査委員は、府に対し、財政への影響などを検証するよう求めました。
大阪府道路公社は、府からの出資金などで箕面有料道路や堺泉北有料道路など5つの有料道路を建設し、現在は、料金徴収などの業務を行っています。
しかし、一部の有料道路の利用が低迷し、経営状況は厳しいことから、大阪府監査委員は府が公社に出資した907億円が返還されない見込みになっていると指摘しました。
そのうえで、監査委員は、返還されない場合の財政への影響を検証し、今後どう対応していくか、明らかにするよう求めました。
これについて、大阪府都市整備部の交通道路室は「これまでの経緯などを検証し、府民への説明責任を果たしたい」としています。
このほか、監査委員は、大阪府の平成24年度の連結決算について、本来は463億円の赤字だったにも関わらず、221億円の黒字としたのは誤りだとして、速やかに訂正するよう求めました。
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