河北新報
除染期間を1年延長 南相馬市、進捗率わずか1%
福島県南相馬市は14日、新たな除染実施計画を公表し、計画期間を2014年度末まで1年延長した。
国が除染を行う福島第1原発事故の旧警戒区域などを除く市全域が対象。仮置き場の確保が進まず、作業着手が7カ月遅れたことから、計画期間を12、13年度の2年から14年度までの3年に延ばした。
空間放射線量の低減目標はこれまで50%減だったが、除染期間の延長に伴う自然減衰を勘案し、60%減に改めた。
市によると、1月末現在で除染が終わった住宅は239戸で、進捗(しんちょく)率は1%強にとどまる。仮置き場は13カ所を予定しているが、確保したのは5カ所。作業員も不足しており、除染計画の再延長も懸念されている。
市復興企画部は「課題はあるが、期間内の完了を目指す」としている。
2013年02月15日金曜日
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