<衛藤首相補佐官>動画サイトで米国批判 靖国問題で
毎日新聞 2月19日(水)2時31分配信
衛藤晟一首相補佐官が動画サイト「ユーチューブ」に投稿した国政報告で、昨年12月26日の安倍晋三首相の靖国神社参拝に「失望」声明を発表した米政府を批判していることが18日、分かった。衛藤氏は、米側には事前に説明していたとして「むしろ我々の方が『失望』だ。米国はちゃんと中国にものが言えないようになっている。中国に対する言い訳として(失望と)言ったに過ぎない」と指摘した。
【参拝に「失望」異例の厳しいコメント】首相に届かなかった米の「忠告」
衛藤氏は投稿で、自身が昨年11月20日に訪米し、国務省のラッセル次官補やアーミテージ元国務副長官らと会談した際、「首相はいずれ参拝する。ぜひ理解をお願いしたい」と伝えたことを紹介。12月初旬には在日米大使館にも出向いて「(参拝時には)できれば賛意を表明してほしいが、無理なら反対はしないでほしい」と要請したことを明らかにした。いずれも米側からは慎重な対応を求められたという。
そのうえで、中国による東シナ海上空の防空識別圏設定を挙げ、「(日本が)いくら抑制的に努力しても、中国の膨張政策はやむことはない。ぎりぎりの中での首相の決断があった」と強調。「同盟関係の日本をなぜこんなに大事にしないのか」と米政府への不満を語った。
衛藤氏は安倍政権発足以来、首相に参拝を促してきた。【村尾哲】
歴史認識の問題を、中国の領土主張と混同したり、言い換えてはいけない。
国民を無責任で安易なナショナリズムに引き入れることになる。
衛藤さんを知っていれば、持論を言ったに過ぎないと思う。そういう持論の人を首相補佐官に据えた責任もあるでしょう。
— 閑居 (@doatease2313) 2014, 2月 19
衛藤晟一首相補佐官が動画サイトで、安倍首相の靖国参拝に「失望」表明した米国政府に対し、「むしろわれわれがディサポインテッド(失望)だ」などと非難した。問題の動画はさっき削除されたが、私たちはまもなく発言の全文を公開する(X) http://t.co/lmRoHA0wFr
— 赤旗政治記者 (@akahataseiji) 2014, 2月 19
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