2026年8月1日土曜日

「皇室典範改正は『男尊女卑』であり『象徴天皇制』思想への挑戦である」内田樹 (AERA);「ペリリューで陛下は戦闘で命を落とした「すべての人々」を追悼した。もちろん米兵も現地の人も慰霊の対象だった。フィリピンを訪問する際には、陛下は「フィリピン人、米国人、日本人」の順で犠牲者を列挙された。この順序には周到な配慮があったと思う。  つまり、上皇陛下は「天皇が国民統合の象徴であるためには、選択的に『身内』だけを追悼するような狭隘な民族主義を掲げてはならない。『敵』をも霊的に包摂しうる道義的な高さを示すことで初めて天皇は国民統合の象徴たり得る」という全く新しい解釈を下したのである。  皇室典範改正をめざした人たちはこの「象徴天皇制」思想を受け容れたくないのである。道義性の高い国になってしまったら「もう戦争ができない」からである。」

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