2019年1月27日日曜日

「タイは頭から腐る」(『朝日新聞』経済気象台2019-01-24);「・・・・・ゴーン氏にひきかえ、東芝の幹部が何のおとがめもなく刑事訴追もされていない、というのはどういうことなのだろうか。 数千億円の粉飾決算を何年にもわたって続け、会社を傾けて何万人という従業員の生活を脅かし、株主に損害を与え、日本経済の足を引っ張り、日本国の借用に泥を塗った。それこそ「万死に値する」行為だったのではないか。・・・・・」

・・・・・ゴーン氏にひきかえ、東芝の幹部が何のおとがめもなく刑事訴追もされていない、というのはどういうことなのだろうか。
数千億円の粉飾決算を何年にもわたって続け、会社を傾けて何万人という従業員の生活を脅かし、株主に損害を与え、日本経済の足を引っ張り、日本国の借用に泥を塗った。それこそ「万死に値する」行為だったのではないか。
責任ある地位の者たちが責任を果たさないばかりか自己保身と責任逃れのために「悪事」に手を染め、それを歴代幹部が隠蔽し続ける。
思えば永田町・霞が関の世界でも同じようなことが起こっている。力のあるものが強弁し言い逃れを続け、それがまかり通る。
この国の社会的正義、社会的公正についての感覚は少なからずまひしてしまっている。これを許していたらいつか国は滅びる。
そう。タイは頭から腐っていくのだ。
(呉田)

「タイは頭から腐る」(『朝日新聞』経済気象台2019-01-24)


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