昨日は近くの串焼きや屋で家族飲み会。さすが、連チャンはきつい。二男と2人で焼酎720mlが少し残った。長男は、彼のブログによると「男と女」(例のシャバダバダ)の舞台になった土地に旅行だそうな。
朝4時半起床。ジジイになったわ。
何やかや言い訳作りながら、中野重治シリーズは3連休で終わらないな、こりゃ。途中途中で、石堂さんの「異端の昭和史」をリファーしながらなので、面白いけど遅々として進まぬ(進むことが目的ではない)。大島英夫、西田信春という人にも気をとられる。
3.15後、労農党再建に奔走する大島から協力を求められた中野さんが、党決定に従い協力拒否するんだ。ホントは、こっちのほうが遥かに統一戦線的であったけど。あたりまえだけど、中野さんは後々までこれを気にするんだな。ずっと前にどこかで読んだけど、戦後、佐田稲子さんに新日本文学会に加入できないとの決定を伝えに行く役もやらされたことがあるんじゃなかったかな。
「夏の栞」という佐多さんの美しい文章があった。「驢馬」時代の青春が包み込むように描かれている。
赤まんまをうたうな、とうたった中野がそこにいる。雨の降る品川駅、越後親不知のうたもこの頃かな。
僕らの時代、赤まんまなど、高校の現代国語の教科書に採用されてたよな。今はないだろね。
ひとつだけ長い間誤解があったけど、この頃の中野は田舎から出て来たての朴訥な青年というイメージを持っていたけど、酒と文学で四高を2回浪人して、文学で身を立てる然とした、確固たる意志をもった青年だったようだ。「驢馬」と名付けた時の会合の様子など見てると、一般に流布されているところの坂本龍馬的イメージがする。
いざ出陣
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