聞けば、5年、18億円かけて実現したとのこと。
全国で展開されている「親水公園」のコンセプトなんでしょう。
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京都市の中央を流れる堀川は、平安京造営時に運河として開削(「堀川」)され、その頃は、北山の木材運搬の運河として、また川周辺の貴族たち(堀川院、冷泉院、高陽院など)の邸内に水を引き入れる水源として利用していたとのこと。昭和になってからも友禅流し(友禅染めの工程の一つで、糊などを洗う作業)が行われていたそうです。
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近年は、多分緊急の増水時の対応用にだけ存在していたのではないでしょうか。
普段は殆ど水は流れていなかったのではないかと思います。
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今回の清流は、琵琶湖疏水の松ヶ崎疏水から取水して、下鴨で賀茂川の下を通り、紫野から二条城前まで4.4kmが対象とのことです。
写真5番目が、二条城前で再び暗渠に入るポイントです。
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ずっと前にご紹介した「一條戻橋」
「西陣舟橋」
は、
この堀川に関連するものです。
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写真ラストは、堀川下立売(堀川通りと下立売り通りの交差する地点)の風景。正面は、昔ながらの堀川通り商店街。この街の活性化も支援して欲しいところ。
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