2009年8月2日日曜日

京都 町小路(新町通)を歩く(8) 与謝蕪村宅跡 道元示寂の地

京都の新町通り(時には、烏丸通り~西洞院通りの幅をもたせて)を御池通りから南下してます。
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与謝蕪村宅跡
(室町通り仏光寺東入ル南側)
説明板の一節(蕪村の日記より抜粋)
「安永三年十一月某日(蕪村五十九歳の時) 
近くの日吉神社の角を東へ曲がって仏光寺通り途
中から南へ入って奥まったところに閑静の空家あ
りと、とも(妻)が見つけて、またその釘隠町へ
身元保証の請状も通り、急に話がきまって三日前
移転する、狭いながらに前より一間多く猫ひた
いの庭に縁も少々あって、画絹ものびのびと拓げ
られる心地なり、我が家の前で路地は行き止まり、
つきあたりに地蔵尊一体おわします、あしもとに
濃みどりのりゅうのひげなど生い茂る、」
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蕪村は、天明3年(1784)12月25日この地で没す(68歳)。
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道元禅師示寂の地
(西洞院通り高辻西入ル北側)
道元は、建長5年(1253)8月5日、懐奘を伴い永平寺から京都に向う。
俗弟子覚念の高辻西洞院の宅に入り、15日、中秋の和歌を詠む。
28日、没す(54歳)。
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道元は、貞応2年(1223)、24歳の時、
栄西の弟子の明全に従い、宋に入る(~29歳)。
しかし、その年に明全は没し、その後は一人で奮闘する。
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道元示寂の地から東側をみた、西洞院通り高辻辺りの風景
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