2009年8月16日日曜日

東京 丸の内の歴史的建造物 三菱一号館 明治生命館 第一生命館

建築の専門家でもないのに「歴史的建造物」なるものを取り上げるのは、ちょっとおこがましいのですが、レンガ造りの建物にはどこか惹かれます。
過日、熱暑の下、丸の内~日比谷~霞が関~虎ノ門を徘徊した折のものをご紹介。
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三菱一号館
今春、40年ぶりに復元され、来年4月からは「三菱一号館美術館」として開業する。
(これに先立ち9月3日から写真展が始まる)
「日本近代建築の父」と呼ばれるイギリス人ジョサイア・コンドルの設計。
明治27年(1894)完成。1968年に解体されたが、今春復元。
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コンドルは明治10年(1877)来日。
作品には、上野博物館、岩崎邸、島津公爵邸、古河邸、
鹿鳴館、ニコライ堂、麹町三井倶楽部があり、
一方で、辰野金吾、曽祢達蔵らを育てる。
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明治生命館
昭和9年(1934)完成、設計者は東京芸大教授岡田信一郎。
敗戦後、アメリカ極東空軍司令部として接収され、
2階会議室は、連合国軍最高司令官の諮問機関である
対日理事会会場として使用される。
以前、少し酔っぱらって夜のこの建物を写真に撮ったことがあります。
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明治生命館
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第一生命館
昭和13年完成。設計者は、渡辺仁・松本与作。
(渡辺仁は、以前にご紹介した「ホテルニューグランド」も設計、
他には銀座和光もこの方の作品)
よく知られるようにGHQオフィスとして接収される。
(マッカーサーの執務室は6階、天皇との会見もこの建物で行われた)
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歴史的建造物インデックス」をご参照下さい。
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