2013年6月14日金曜日

AKBの自爆と、ももクロの戦略マーケティング(東洋経済オンライン)

略)

■ AKBの自爆

 前回のAKBコラムでは書いていないが、ここにきてももクロはAKBの戦略ミスに助けられることになった。AKB側としてはそろそろ総選挙に客が飽きてきたので、話題性の多い異色キャラである指原さんを売り出しセンターに付け、そして次の選挙でアイドルの王道系のキャラクター(たとえばまゆゆ)にセンターを渡し、といった段取りだったのかもしれないが、AKBの致命的なミスは、“自分の応援のおかげで、ひたむきに挑戦する普通の女の子を成長させたい”コアなロイヤルカスタマー(言い換えればハードコアなオタク)を失いつつあることだ

 もはやAKBは、ハードコアオタクが押した渡辺麻友さんや、グローバルエリートが押した松井玲奈さんではなく、テレビのお茶の間でなんか面白いな、という理由で指原さんを推す“薄い顧客層”にAKBのセンターを決められるようになってしまい、長年のロイヤルカスタマーと“ひたむきに頑張る挑戦者”の戦略的ポジションを失いつつある

 またコアな顧客層にとって重要なのは彼らコアなオタク層が互いに心地よく同質的なオタクコミニュティだったが、新規の“薄いファン”がAKBの命運を左右するようになってしまい、ロイヤルカスタマーの居心地の良さとコミュニティ性および自尊心が傷つき、AKBの失望売りにつながっている。

 AKBは最重要視すべきロイヤルカスタマーの声から離れることのリスクを、過小評価している。これは企業が成長するにつれコアな市場と商品コンセプトから離れ、結果的に没落していくことを連想させる。

(略)

AKBの自爆と、ももクロの戦略マーケティング
(ムーギー・キム)
8時00分配信 東洋経済オンライン
より

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