ツアー中、こう誘われた。「メニューインとグラッペリのように、80になっても一緒に弾こうね」。「マジかよ、この人」と一瞬、思考が止まった。だが、「弾きたい」という思いと新しい力が湧いてきた。
07年、バイオリンに集中するためにロンドンに移住。毎日3時間以上、バッハやブラームスに取り組む。時にはテレビを見ながら、エチュードを2~4小節ずつ弾く。頭ではなく、手に覚えさせるためだ。それから、音と頭で向き合う。
「800まで生きなきゃ」と思うようになった。「音楽を通じて、人と何かをすることが面白くて仕方ないのです」
0 件のコメント:
コメントを投稿