日経新聞
ファミマの14年3~11月、経常益15%減 既存店が苦戦
2015/1/6 21:23
ファミリーマートが6日発表した2014年3~11月期の連結決算は、経常利益が336億円と前年同期比15%減った。消費増税後に消費マインドが冷え込み、天候不順もあって既存店の販売が苦戦した。積極出店に伴うコスト増も響いた。3~11月期に経常増益を確保したとみられるセブン&アイ・ホールディングスやローソンと比べ苦戦が目立つ。
売上高にあたる営業総収入は7%増の2781億円。3~11月期は805店を新規出店(純増は599店)して増収を確保した。半面、既存店売上高は4月以降、前年同月割れが続いており、3~11月の累計でも1.5%減収だった。
力を入れているデザート類やいれたてコーヒーなどは着実に伸びた半面、弁当やパスタなど麺類の販売が振るわなかった。他のコンビニエンスストアやスーパーとの競争激化も減益の背景にある。
大規模な出店や店舗の改装に伴うコストも利益を圧迫しており、営業利益は317億円と13%減少した。韓国でのコンビニ事業撤退に伴う株式売却益の計上で純利益は237億円と20%増えた。
15年2月期通期については営業総収入が前期比9%増の3779億円、経常利益は11%減の420億円とする従来予想を変えなかった。
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