2015年1月30日金曜日

TPP交渉 “コメ輸入 一定量増やむをえず” (NHK) ← アメリカが満足する「一定量」って?

NHK
TPP交渉 “コメ輸入 一定量増やむをえず”
1月30日 15時19分

甘利経済再生担当大臣は閣議のあと記者団に対し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の日米の2国間交渉で、アメリカが主食用のコメの輸入拡大を求めていることについて、交渉妥結に向けて輸入量を一定程度増やすのは、やむをえないという認識を示しました。

TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡っては現在、ニューヨークで交渉参加12か国の首席交渉官会合が行われているほか、日米両政府は来月2日からワシントンで、事務レベルの協議を再開することにしています。

これに関連して、甘利経済再生担当大臣は閣議のあと記者団に対し、日米の2国間交渉でアメリカが主食用のコメの輸入拡大を要求していることについて、「農産物5項目の中でもコメは象徴的な存在で、政治的にいちばんセンシティブ=配慮すべき項目だ」と述べました。そのうえで、甘利大臣は「センシティブな案件について、すべての国が一歩も踏み出せないということならば、交渉自体が成り立たない。主張をしっかり伝え、譲歩する範囲をできるだけ小さくして決着させるということがすべてだ」と述べ、交渉妥結に向けて主食用のコメの輸入量を一定程度増やすのは、やむをえないという認識を示しました。

また甘利大臣は、牛肉や豚肉の関税の取り扱いについて、「TPPはパッケージで合意する交渉なので、日米間の議論の中で、いろいろな数字が出てくると思うが、すべてが確定したということではない」と述べました。

0 件のコメント: