ジョアン・ミロ 『絵画詩(おお!あの人やっちゃったのね)』
美術館の解説
ジョアン・ミロ(1893-1983)
絵画詩(おお!あの人やっちゃったのね)1925大正14年
ミロと言えば、生物のような形が浮遊する作風がよく知られますが、この作品は、その前の時期に描かれた「絵画詩」と呼ばれるシリーズに属するものです。
画面にはフランス語で「Oh! Un des ces messieurs qui a fait tout ca (おお!あの人やっちゃったのね)」の文字が書かれ(描かれ?)、ここに絡みつくように人の身体を思わせる黒い線描が踊っています。 しぶきのような青い絵具が鮮やかです。
どのようにも読み取れる文字の内容と、文字の読み取り方に引っ張られていろいろなものに見える線と色。
ちなみにミロ本人は、この作品を「おなら」を主題としたもの、と語っています。
さて、あなたの解釈はいかがでしょう。
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