奈良美智 『Harmless Kitty』1994
奈良がドイツに住んでいた頃に描いたもので、タイトルは「悪意のない/罪のない子猫ちゃん」と訳すことができます。
画面を見る限りでは性別は不明。
猫の着ぐるみは、突飛に見えるかも知れませんが、それがあることにより、私たち、見る側のまなざしが、「Harmless Kitty」のまなざしとストレートに向い合うようになっているわけです。
しっぽの部分に見られるように、描き直しが、視認できるように、つまり、半ば意図的に残されているのも、見逃せないポイントです。
Wikipediaによる奈良美智さんの経歴
奈良 美智(なら よしとも、1959年12月5日 - )は、青森県弘前市出身の画家・彫刻家。世界的に評価されているポップアート作家で、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やロサンゼルス現代美術館に作品が所蔵されるなど日本の現代美術の第二世代を代表するひとり。にらみつけるような目の女の子をモチーフにしたドローイングやアクリル絵具による絵画で知られる。
経歴
出生後、青森県立弘前高等学校卒業まで弘前市で育つ。武蔵野美術大学を1年で中退して、1985年愛知県立芸術大学美術学部卒、1987年同大大学院修了。
河合塾千種校美術研究所教員を経て渡独、1988年ドイツ国立デュッセルドルフ芸術アカデミー(Kunstakademie Düsseldorf)に入学、A.R.ペンク(A. R. Penck)に師事し1993年マイスターシュウラー取得。その後ケルン近郊のアトリエを拠点に作品を制作、日本ではギャラリーユマニテに勤務していた土崎正彦に見出され、その独立に伴い白土舎に移籍し発表を続け、その後小山登美夫ギャラリーにて東京でも発表し、次第に注目を集め、日本や欧米を中心に国際的に注目される。
1995年名古屋市芸術奨励賞受賞。1998年カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員教授を村上隆と3か月間務める。2000年8月ドイツから帰国、東京に居住。2005年より栃木県在住。2006年度武蔵野美術大学客員教授。2013年芸術選奨文部科学大臣賞受賞[1]。
2013年以降は Blum & Poe、Pace Gallery、Johnen Galerie、Stephen Friedman Galleryで発表している。
いま発売中の『ビッグイシュー』の裏表表紙のデザイン
インタビュー記事も掲載されているらしい
9月1日発売のBIG ISSUEに自分のインタヴューが載ってます。いろいろと言い足りない、もう少し付け加えたいところはあるのですが、文章から言いたいことをくみ取ってもらえるとありがたいです。 pic.twitter.com/lPIBcP70tH— yoshitomo nara (@michinara3) 2015, 8月 30
8月30日の国会前にこんなプラカードがあった
イイネ!
今、発売中の最新号裏 BIG ISSUEの裏表紙イラストはデモなどで使ってよいと奈良さんから!きょうの新宿ではこれを持ってただ歩くだけでもよいのではないかしら。
https://t.co/qpeTlDEEIU pic.twitter.com/HwoytGUPgO
— S+FOR+SWEEP (@sforsweep) 2015, 9月 6
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