2016年6月9日木曜日

安倍首相の「立法府の長」発言が国会議事録から消される(渡辺輝人)  ; 国会が公表している動画にも残っている発言を、国会の正式な議事録から消してしまうのは、歴史の改ざんではないでしょうか。 / 自身に不都合なことは全てなかったことにする... / このたび「めでたく」議事録から削除されたということである。この対応の素早さ、さすが「立法府の長」である。


 2016年の言い間違いは、ニュースにもなり、同じ国会での二度の言い間違いや、2007年の言い間違いも合わせると、それ自体が少なくとも首相の資質を判断する一事情にはなり得るものと考えます。
国会が公表している動画にも残っている発言を、国会の正式な議事録から消してしまうのは、歴史の改ざんではないでしょうか。
2015年安保国会での、参院特別委員会の議事録も後に修正されて問題になりましたが、議事を正確に記録すべき議事録について、社会的に問題なった部分を、二度も「修正」されると、議事録の正確性そのものにも疑念を呼ぶことになります。
国会の議事録くらいは、100年後の事情を知らない人間が、2016年の新聞記事と照らし合わせて、「ああこれか」と分かるように(すなわち歴史の検証に耐えられるように)すべきと考えます。


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