この程度では憲法改正を言い出す資格などない。
論外である。
3月24日の民主党小西議員とのやり取りでもそれはバクロされた。
詳しくは、↓
「日本人は民主主義も捨てたがっているのか?」想田和弘 (『世界』6月号) (その2) 政治家がやりたい放題できる「不可解」 推理の糸口となる「事件」 「首相は庶民と同じ凡人でよい」というイデオロギー 民主主義に「実」を入れる
そしてさらについ先ほどの党首討論でもその問題が曝け出された。
さすがの「天声人語」子も頭にきたようだ。
表現は軟らかながら、「不勉強!」「もっと勉強せい!」と言っている。
「朝日新聞」2013-07-08付け「天声人語」
議論は広がってきているが、深まってはいない。大切な問題に触れているのに、その先を掘り下げられない。参院選での憲法改正をめぐる論戦である。隔靴掻痒(かっかそうよう)とはまさにこのことだろう
▼先日の日本記者クラブの党首討論会で、自民党の憲法改正草案をいくつかの側面から俎上(そじょう)に載せたのはよかった。生活の党の小沢代表は安倍首相に質(ただ)した。基本的人権は永久不可侵と宣言している97条を削るというが、どういう考えからか、と
▼憲法はなぜ最高法規なのか。その肝心要の理由を説明するのが97条だとされる。極めて重い条項であり、小沢氏の問いは一つの核心を突く。首相は「逐条的に聞かれても……」。これで済む話ではない
▼みどりの風の谷岡代表が前文に注目したのも鋭かった。憲法では「日本国民は」と始まるところ、草案で「日本国は」としたのはなぜか。国民が憲法という約束事を取り交わして初めて国家が立ち現れる。自民党案は順番が逆さだという指摘だ。ここでも正面からの答えはなかった
▼立憲主義について首相が語る場面があった。憲法は権力を縛るものと認めつつ、しかし今は「王権の時代、専制主義的な政府」ではなく、民主主義の国家だと述べた。言いたいことがどうも呑(の)み込みにくい
▼多数決でものを決める民主主義。それでも侵すことのできない人権を守る立憲主義。両者は時に対立する。その張りつめた関係についての認識があるのかどうか。疑問と、もどかしさが募る。さらなる論戦を待つ。
報道ステーション 党首討論 生活・小沢氏「憲法97条(基本的人権)が削除になっておりますけれども」 安倍首相「今、我が党の案を持っておりませんのでよくわかりませんが、他の条項に統合したんだろう、と思います」 ・・・これで総理か。自民の総裁か。酷過ぎる。
— Koji (@kwave526) July 3, 2013
報道ステーション 党首討論 みどりの風・谷岡氏「自民党案では憲法の冒頭主語の「日本国民は」が「日本国は」に変わっている。なぜ変えたのか」 安倍首相「国民が主権者であることに違いはありません」 ・・・もはや逃げ切れていない。
— Koji (@kwave526) July 3, 2013
@kwave526 きっと安倍首相は基本的人権を保障する97条自体も知らないか、重要と思っていないのでしょう。重視していたら、大事な条項を自分の党の憲法案が削除していることを知らないはずがない。憲法順守が義務があるのに憲法の基本条項を知らない(か軽視する)首相、落第です。
— Natsuki (@peace71544) July 3, 2013
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