橋下氏が辞意表明 即撤回 維新 展望なき再出発(東京新聞) http://t.co/HsFnniFci8 橋下徹「大阪の課題に集中するため職を離れたい」との事ですが、法定協議会で居眠りをするような男が何を言わんや。 pic.twitter.com/wf4At5epKI
— Lynette_Ellils (@Lynette_Ellils) July 28, 2013
東京新聞
橋下氏が辞意表明 即撤回 維新 展望なき再出発
2013年7月28日 朝刊
参院選で伸び悩んだ日本維新の会が早くも迷走している。橋下徹共同代表は二十七日の党の会合で辞意を表明。慰留に応じて撤回したが、今後の党運営に不安を残した。国会運営でも衆参両院とも与党に過半数を握られ、影響力を失った。展望が見えないまま、維新は再出発した。 (冨江直樹)
橋下氏は二十七日、都内で開かれた執行役員会で「大阪の課題に集中するため職を離れたい」と大阪市長の職務に専念することを理由に辞任を申し出た。石原慎太郎共同代表らは「みんなが手伝うから、このまま汗をかいてもらいたい」と撤回を求め、橋下氏も受け入れた。
参院選で八議席獲得に終わった維新。昨年末の衆院選で民主党に迫る第三党に躍進した勢いは、今はない。
その要因は橋下氏の従軍慰安婦をめぐる発言。橋下氏は参院選の結果について「僕に対する信頼がなかった」と自らの発言が影響したことを認め、進退を党の判断に委ねる考えを示していた。
執行役員会での辞任の申し出について、橋下氏側は持論の大阪都構想実現などに取り組むためだとする。だが、実際は、安倍晋三首相との「近さ」を武器に影響力を行使する戦略が参院選で狂ったことが大きい。
維新は参院選で与党を過半数割れさせ、目標とする改憲などで自民党との連携を深める狙いだった。
しかし、参院選で維新を含めた改憲勢力が改憲発議に必要な三分の二に達しなかった。首相は改憲に慎重な公明党に配慮し、直ちに動く考えはない。
今後の国会でも自民党は維新の協力を必要としない。維新が掲げる道州制実現も、多数の地方議員を抱える自民党内に慎重論が根強い。
こうした限界を感じた橋下氏は「政権交代可能なもう一つの野党をつくることが野党の政治家の責任だ」と、民主党やみんなの党を巻き込んだ野党再編を主張し始めた。
ただ、みんなの渡辺喜美代表は「維新は改革勢力なのか自民党よりももっと右の復古勢力なのか判別がつかない」と維新との合流に反発しており、野党再編も道筋は見えない。
橋下氏が国会議員側と意見交換せずに発言を続けることへの不満も党内にくすぶっており、橋下氏の影響力は衰えが隠せなくなっている。
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