2013年7月26日金曜日

【白旗をあげるTPP1】自民党TPP対策委員長の西川公也議員は「交渉ですから、我々は全部取るつもりでいますけれども、100点満点はない」と、最初から重要5品目がすべては守れない可能性に言及。「国内農業が極力、痛まない程度」って何?




東京新聞
日本「例外」言及せず TPP会合閉幕 2国間協議を重視    
2013年7月26日 朝刊

 【コタキナバル(マレーシア東部)=寺岡秀樹】マレーシアのコタキナバルで開かれていた環太平洋連携協定(TPP)の交渉会合は二十五日午後、閉幕した。鶴岡公二首席交渉官は閉幕後の記者会見で「一対十一(カ国)の交渉を買って出ることはしなかった」と説明。米国など先行して参加する十一カ国に、コメなど重要五品目を関税撤廃の例外にするよう求めなかったことを示唆した。「主張しない日本」に参加国の交渉関係者は首をかしげている。 

 鶴岡氏は会見で「日本の立場を知らない人はいない」と強調。参加国から交渉経過の説明を受けた「日本セッション」では、重要五品目に対する日本の考えを話さなかったことを暗示した。TPPの議論で関税については二国間で協議されることが多いとみられ、首席交渉官が集う場で「例外」を主張するのは適当でない、と判断したとみられる。

 一方、議長国マレーシアのジャヤシリ首席交渉官は閉幕後の記者会見で、難航している農産品や工業製品などの関税を扱う「市場アクセス」の分野の交渉に関し説明。「交渉を加速させるため、(各国の)交渉官が作業計画(をつくること)に合意した」と話した。決着までの期限を設けることなどについて議論を交わしたとみられる。次回の会合は八月二十二~三十日にブルネイで開かれる。


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