2013年8月25日日曜日

マーティン・ルーサー・キング牧師のワシントン大行進50周年 数万人がワシントンを行進 集会では「差別は今も」と訴え。 1963年8月28日「私には夢がある」(I Have a Dream)の演説

NHK
キング牧師演説50年 集会で「差別今も」
8月25日 6時42分

アメリカで人種差別の撤廃を訴えたキング牧師の演説から50年になるのを前に、首都ワシントンで大規模な集会が開かれ、参加者は黒人の少年が射殺された事件の裁判で、先月、被告の男性に無罪の評決が言い渡されたことを取り上げ、差別が今も残っているとして抗議しました。

“I have a dream”「私には夢がある」という一節で知られるキング牧師の演説は、1963年の8月28日にワシントン中心部のリンカーン記念館で行われました。

それから50年になるのを前に、ワシントンでは、24日、人権団体などが主催して集会が開かれ、キング牧師の長男のマーティン・ルーサー・キング3世や議会の代表をはじめ大勢の市民が参加しました。

演説に立ったキング3世は、南部フロリダ州で去年2月、黒人の少年が射殺された事件で、裁判所が先月、被告の男性の正当防衛を認めて無罪の評決を言い渡したことを取り上げ「少年の両親の涙は今も肌の色によって逮捕されたり殺されたりすることを示している」と述べました。

続いて、少年の母親が「私たちは法律の下でも十分に守られていないことを心にとめておかなければならない」と抗議しました。

参加者は、この後、会場の周辺をデモ行進し、司法や雇用の面で今も差別が残っているとして、解消するよう訴えました。

ワシントンでは、キング牧師の業績をたたえる行事が相次いで行われており、演説からちょうど50年となる今月28日には記念式典が行われ、オバマ大統領の演説が予定されています。














0 件のコメント: