2026年6月23日火曜日

高市首相「金曜夜から寝てない」 中傷動画めぐり答弁拒否、陳述書の提出で済まそうという異例の対応(東京) / 「議員辞職」を賭けてでも責任を果たすべき問題である(牧原出) / 先人たちが構築してきた経験値・慣習をないがしろにする政治家に、保守を語る資格はない(中島岳志) / 「土曜日も日曜日もたくさんの資料を持ち帰ってそれを住まいで読みながら…」 「本当に金曜日の夜から今朝までの間ほとんど睡眠も取ってません…」 「事実確認を行いなさいと、寝ている秘書に何度も何度も朝まで電話して…」 / そして、最後に坂本委員長に頭を下げる高市早苗(事前打ち合わせ通りうまくできました。アリガト)  



牧原出 東京大学先端科学技術研究センター教授

質問通告があって答弁があり、さらに質問するのが国会であり、陳述書を出すことはそのプロセスの代わりにはならない。陳述書をもとに質問する時間を別に確保するのであれば、まだ理解できるが、その場での議論からの逃避に使うことは許されない。首相は、本件の質問に答えていないし、一連の議論を見る限り否定できないでいるのである。とにかく質問時間を削ることしか考えていない振る舞いと言うしかなく、議論にならない議論に終始するのは、ステーツマンシップがないと言うしかない。そもそも本件は、高市事務所の疑惑に答える政治家は高市個人であり、そこに代わりはないという状況である。首相である前に一政治家としての責任を果たすべきだろう。安倍首相は結局は辞めなかったが、森友問題で自分が関わっていれば「首相も国会議員も辞める」とまで見得を切ったが、高市事務所の問題はまさに「議員辞職」を賭けてでも責任を果たすべき問題である。


中島岳志 東京科学大学教授=政治学

立憲の斎藤嘉隆・国会対策委員長が「国会で先人たちが積み上げてきた多くのルールが、今の高市政権の下で崩されつつある」と述べているが、その通りだ。先人たちが構築してきた経験値・慣習をないがしろにする政治家に、保守を語る資格はない。


 

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