2010年5月14日金曜日

京都 高瀬川に沿って木屋町通そぞろ歩き(1) 高瀬川源流庭苑

京都の高瀬川。
慶長16年(1611)、今日の土倉(金融業)を営む角倉了以・素庵父子が開鑿した運河で、大坂からの材木、米、塩、醤油、酒などの物資輸送に利用されていた。

高瀬川に沿う道を木屋町通と呼ぶが、これも高瀬川が木材輸送に利用され、周辺に木材売買を営む商家が多かったことから名付けられたのだろうと思う。
坂本龍馬の寓居として有名な酢屋も、酢を商っていたのではなく材木商でした。
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さて、この高瀬川の源流は・・・?。
高瀬川は鴨川の水を拠りどころとしてます。
ただ、ダイレクトに鴨川から取水するのではなく、予め「みそそぎ川」という分流を造っておいて、そこから取水しています。
そして、この取水ポイントが、今回ご紹介する「高瀬川源流庭苑」なる、ヘンテコリンな名前をもつところです。
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場所は木屋町二条。
元は、角倉了以の別邸、山県有朋の別邸、・・・などの変遷を経て、現在は「がんこ二条苑」なる料亭となっています。
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庭は、「池泉回遊式庭園」という立派なものです。
写真は、昨年(2009年)8月末のものです。
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この正面に取水ポイントがあります。
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取水ポイント
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鴨川に架かる四条大橋から北の方向を見たところ。
左端に鴨川の分流「みそそぎ川」が見えます。
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以降、高瀬川に沿って二条から四条辺りまで、主に幕末・維新関連の石碑などを見ながら下ってゆきます。」
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「★京都インデックス」をご参照下さい。
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