2011年1月16日日曜日

京都 正月散歩(7) 嵐山から松尾大社へ 「嵯峨の虚空蔵(こくぞう)さん」法輪寺 「決して後ろを振り向いてはいけない」

嵐山と言えば、次はここから北へ嵯峨野散策が定番ですが、今回は松尾大社の方に(南に)行きます。
(以前に嵯峨野散策コースはご紹介してます・・・コチラ)
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まず、渡月橋を渡ったところで「嵯峨の虚空蔵(こくぞう)さん」でしられる法輪寺へ。
智福山と号する真言宗のお寺。
和銅6年(713)、元明天皇の命により行基が開創したという。
虚空蔵菩薩は、虚空のように広大無辺の福徳や智慧を蔵して衆生の諸願を成就させる菩薩のこと。
法輪寺の本尊虚空蔵菩薩坐像は日本三虚空蔵の一つ。
(他の二つは、福島県柳津町の円蔵寺の福満虚空蔵菩薩、三重県伊勢市の朝熊山山頂の金剛証寺の福威智満虚空蔵菩薩)
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法輪寺は「十三詣(まいり)」で知られている。
これは、数え年13歳になった子供が虚空蔵菩薩を参詣し、大人になる智慧を授かり、身体の健やかなることを祈願する行事のこと。
参詣後は、渡月橋を渡りきるまで決して後ろを振り向いてはいけないという。
せっかく授かった福徳や智慧が消えるから。
まるで、「無縁坂」(さだまさし)のようでもある。








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法輪寺の後は、阪急電車嵐山駅近くから桂川に出て、川沿いに松尾大社までを歩く。
法輪寺は山襞に包まれた場所にあったため暗い景色であったが、実は晴天である。
木津・泉大橋まで45kmとある。
遊歩道がずっと続いているということでしょうか。

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子供の頃、この辺りで友禅染めの布を洗っているのをよく見かけた。
また、川にはこんなに水量はなく、ところどころに川底が見えていたように記憶している。
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「★京都インデックス」 「★寺社巡りインデックス」 をご参照下さい。
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