清水門入口の脇にたくさんの水仙が咲いています。
写真は今日(1月12日)のものです。
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以下、1月8日付け「日経新聞」夕刊「耳を澄まして あの歌この句」の歌人佐伯祐子さんの記事からの借用です。
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「胸のうちいちど空(から)にしてあの青き水仙の葉をつめこみてみたし」(前川佐美雄)
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昭和初期のモダニズム歌集「植物祭」(1930年刊)所収。
「生活の濁りで重くなった胸を空っぽにして、青く鋭い葉を詰め込んでみたいとうたう。
詰めれば胸がせいせいするのだろう。
切望される水仙の葉が清冽である。」(改行を施す)
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樋口一葉「たけくらべ」のラスト
僧門に入る信如が美登里の家に水仙の花を差し入れて去るところも紹介されています。
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「或る霜の朝水仙の作り花を格子門の外より差し入れ置きし者有りけり」
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名曲「サルビアの花」(もとまろ)のようでもあります。
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▼お濠の鴨
どういう訳か殆どが時計回りにぐるぐると回っていました。
小さな波がたっています。
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「★東京インデックス」 「★四季のうつろいインデックス」 をご参照下さい。
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