東京 北の丸公園(2011-12-02)
*11月24日「朝日新聞」「論壇時評」で高橋源一郎が取り上げ、
11月23日「朝日新聞」「CM天気図」で天野祐吉が、そのテレビCM放映拒否について取り上げた(コチラ)「通販生括」秋冬号CMの件について、テレビ朝日の社長が記者会見で説明したそうだ。
以下、11月30日付け「朝日新聞」より
*********************************************
(見出し)
原発特集号CM断る テレビ朝日「民放連基準を考慮」
(記事)
原発の是非について国民投票を呼びかける特集をした雑誌のCM放送をテレビ朝日が断っていた。
同社の早河洋社長が29日の定例記者会見で明らかにした。
カタログハウス社の雑誌「通販生活」秋冬号(11月15日発売)の30秒CM。
「原発、いつ、やめるのか、それともいつ、再開するのか」-。
黒い画面に流れる白い字幕のメッセージを俳優の大滝秀治さんが読み上げる構成で、最後に巻頭特集が「原発国民投票」であることを伝える。
テレビ朝日によると、10月下旬、広告会社を通じてカタログハウス側から、ニュース番組「報道ステーション」とトーク番組「徹子の部屋」で放送したいとの打診があり、社内で検討した結果、断ったという。
早河社長は「特集自体はいいと思うし、雑誌としては問題ないしとしたうえで、日本民間放送連盟(民放連)の放送基準にある「報道番組のCMは番組内容と混同されないようにする」「社会・公共の問題で意見が対立しているものはできるだけ多くの角度から論じる」という取り決めに抵触する恐れがあると説明。
加えて、国民投票の制度は憲法改正についてのみ定められていると指摘し、「原発国民投票という表現は、それがすぐ可能であるような誤解を与えないか」とも語った。
関係者によると、このCMに対しては、「報道ステーション」を放送しているテレビ朝日系列各局も民放連基準などを理由に難色を示したという。
(見出し) カタログハウス社「放映できず残念」
(記事)
カタログハウス社によると、放送を断られたCMは「通販生括」秋冬号の宣伝としてつくったもので、同社としては「意見広告ではない」との立場という。
現在は、この間題の前から使ってきた通常のCMの末尾に「秋冬号」の表紙が出てくる映像をテレビ朝日で流している。
同社の広報担当者は「テレビ朝日の考査の判断で断られたことで、こちらがコメントする立場にない。オンエアできなかったことは残念だ」と話している。
放送されなかったCMはネット上などで話題になり、カタログハウスは自社のホームページで公開している。
*********************************************
*
*
YouTubeに公開されたCM 通販生活2011年秋冬号 巻頭特集
*
「テレビはいったい誰のためのもの
見ている者はいつもつんぼさじき」
(吉田拓郎「ペニーレーンでバーボンを」より)
という歌があった。
*
YouTube上のコメントには、手厳しいものが多い。
●これを意見広告というなら、電力会社が今まで流し続け、文科省や
原発推進だけCMを流し、反対や脱原発を言えば拒否する
欧米のマスコミなら原発推進の意見を流せば反対の意見も流すが
反対のCMを拒否するなら推進のCMも拒否しろ。
●このCMを放送しないこと自体、放送法での「公平な放送」をする
0 件のコメント:
コメントを投稿