現代ビジネス 経済の死角
2015年03月12日(木) 週刊現代
こうやって壊れていくのか みんな心配している安倍総理「ちょっとゴーマンな感じ」
最近、国会中継で安倍総理の言動を目にして「あれ?」と思った人もいることだろう。口をとがらせたり、ひとりでしかめ面をしたり、すぐに怒ったり—。総理の中で今、何が起きているのか。
「日教組」ヤジの理由
「60年以上前の'53年、当時の吉田茂総理がやはり衆院予算委員会で『バカヤロー』と発言した際には、『国会軽視だ』と野党から激しく追及され、衆院解散・総選挙にまで追い込まれました。これがいわゆる『バカヤロー解散』ですが、それ以降、総理自身が国会で不規則発言をした例は寡聞にして知りません。
しかも今回は、総理のヤジが事実無根だったことがすぐに判明した。本来ならば、これは総理の品格と責任を問わざるを得ない問題です。
それにしても、安倍総理も自民党も『絶対多数』にあぐらをかいているのではないか。『何をやっても、最後は数で押し切れる』という傲慢が態度に表れています」
こう語るのは、ノンフィクション作家で評論家の柳田邦男氏だ。
(略)
間違えても開き直る
(略)
総理と対照的な「あの方」
最短でも向こう3年という長期政権の切符、そして国民の無関心によるフリーハンドを手にし、今年に入って次々と「やりたかったこと」、つまり安全保障の見直しと戦中・戦後史の再検証、そして憲法改正の準備に着手した安倍総理。不安を募らせているのは、一般の国民ばかりではない。
「お立場上、天皇陛下がご自身の思いを口にすることは少ないですが、平和に対する考え方が陛下と総理で大きく異なるのです。政府と皇室の関係は今、とても危険な状態にあると言えます」
こう話すのは、天皇陛下の学友で、ジャーナリストの橋本明氏だ。
(後略)
0 件のコメント:
コメントを投稿