異例の金融緩和で、6月末の時点のマネタリーベースは5月末より8.8%増えて約173兆円となり過去最高更新。だが、全国銀行の融資残高は2.1%の増加と伸び悩み。輸出大企業と内需中小企業、大都市と地方で格差で格差が広がる懸念があります。 http://t.co/yM6tCvlfZd
— 金子勝 (@masaru_kaneko) July 2, 2013
NHK
緩和3か月 お金の量18%増
7月3日 4時44分
日銀がことし4月に大規模な金融緩和策を始めてからの3か月で、市場に供給されているお金の量を示す「マネタリーベース」は18%余り増えた一方、銀行による企業や個人への貸し出しは伸び悩みが続いています。
「マネタリーベース」は、世の中に出回っている紙幣と硬貨、それに民間の金融機関が日銀に預けている資金、「当座預金」の残高を合わせたもので、日銀は、ことし4月、これを2年で倍に増やすことを目指し、大規模な金融緩和策に乗り出しました。
この結果、日銀のまとめによりますと、先月末の時点のマネタリーベースは、5月末より8.8%増えて、173兆1250億円となり、4か月連続で過去最高を更新しました。
日銀が大規模な金融緩和を始める前の3月末と比べますと、27兆円余り、率にして18.5%増えたことになります。
その一方で、全国の銀行による融資残高は伸び悩みが続いており、ことし5月の時点では前の年と比べて2.1%の増加にとどまっています。
日銀が供給する大量の資金を、いかに企業や個人への貸し出しにつなげ経済の活性化を図るかが、大きな課題となっています。
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