東京電力は31日、福島第1原発5、6号機放水口付近の港湾外の海水からストロンチウムが1リットル当たり5.8ベクレル検出されたと発表した。構内海側の地下汚染水の存在が6月に判明し、海水の監視を強化して以降、同原発港湾外の海水からストロンチウムが検出されるのは初めて。地下汚染水との関連は「判断できない」としている。
東電によると、地下汚染水が見つかったのを受け6月20~26日に採取した海水から検出された。このほか、港湾外の南放水口付近から同0.36ベクレル、同原発港湾出口付近の海水から同3.5ベクレル、港湾内の物揚場前の海水から同7.4ベクレルが検出された。
ストロンチウムの海への放出基準は同30ベクレル。東電は今後、海水測定のデータを蓄積し、原因などを調べるとしている。
(2013年8月1日 福島民友ニュース)
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