2009年1月9日金曜日

「元日」物語(4)

「黙翁年表」より元日の出来事をピックアップ。
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1725年
バッハ(40)、「イエスよ、いま讃美を受けたまえ」(BWV41)初演。
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1726年
バッハ(41)、「主なる神よ、われら汝をほめ讃う」(BWV16)初演。
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1729年
バッハ、カンタータ「神よ、汝の名のごとく、汝の栄光もあり」(BWV171)初演。
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1732年
ラティスボナ帝国議会。カール6世娘マリア・テレジア(15)がオーストリアを継ぐと定めた国事詔書承認。
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1764年
モーツアルト(8)、ヴェルサイユ宮殿晩餐会に招待。ルイ15世謁見。多くの貴族や音楽家たちと知り合う。8日、パリに戻る。ド・テッセ伯夫人の為の作品2の第2曲「ソナタ  ト長調」(K9)を作曲。
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1766年
ルイ・アレクサンドル・ベルティエ(13、後のナポレオンの元帥)、王立工兵学校に入学。
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1777年
仏、初めての日刊新聞ジュルナル・ド・パリ創刊。
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1779年
ナポレオン兄弟、 オータンのコレージュに入学。
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1780年
プロイセン、アルノルト訴訟事件。フリードリヒ大王は大権行使、関係判事罷免・禁固1年、アルノルトの損害賠償勅令。
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1782年
ヨハン・クリスティアン・バッハ、ロンドンで没。バッハの死は「音楽界にとっての損失」(1782/4/1付、モーツアルト、父への手紙)。
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1791年
仏、マラー、20歳下のシモーヌ・エヴラールと事実婚(入籍せず)。
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1793年
仏、国民公会、国防委員会の創設(24名、公安委員会の前身)。多人数と公開討論の為、大騒ぎするだけで、この委員会に従属する内閣は何も決定できず、勝利で奢る将軍連は次第に従わなくなる。
同日、デュムーリエ、パリ滞在。~26日、様々な陰謀めぐらす。ジロンド派は支持。
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1794年
仏、寛大派プールドン・ド・ロワーズ、ブーショット副官ドービニを告発。7日、プールドン・ド・ロワーズ、大臣がエベールの新聞に出資したとの理由により、公会に対し、委員会の事前許可なく支出命令を出す権限を大臣から取り上げる命令を出させる。しかし、公安委員会は、この命令を破り、従来通り大臣の命令に従い財務委員が支払うよう命令。
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1796年
仏、ライン戦線マンハイム戦役、双方の攻撃は悪天候のため成果なく、12月19日、クレアファイトから冬季休戦が提案。疲労した両軍は96年1月1日から休戦に入る。
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1801年
イタリア天文学者ジョゼッペ・パッツィ(55)、小惑星「ケレス」発見。初の小惑星発見。
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イギリス連合王国の艦船に使用するユニオン・フラグに、アイルランドのセント・パトリック・クロスが加えられ、現在のユニオン・ジャックの原型ができる。
英、ネルソン提督、青色艦隊中将に昇進。
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ナポレオン、バイエルン王国としてヴィッテルスバッハ家マクシミリアン・ヨーゼフ公をバイエルン王マクシミリアン1世とする。
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1804年
ハイチ、イスパニョーラ島黒人、フランスからハイチ共和国として独立を宣言。初代大統領トゥサン・ハウヴェルチュールの副将軍ジャン・ジャック・ドサリーヌ。
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1806年
プレスブルクの和、批准書交換。選帝侯国バイエルンとヴェルテンベルク、王国となる。
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1807年
ナポレオン、ワルシャワに戻る。ワルシャワの王宮でヴァレフスカ伯爵夫人との出会い。
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1808年
アメリカ、奴隷貿易を禁止。黒人人口のこれ以上の増加を抑えるのが狙い。その後も南部を中心に 密貿易が続く。
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1810年
マックォーリ、オーストラリア、ニューサウスウェールズ植民地総督就任。
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1811年
仏、パリ警察、アストロス神父宛の教皇教書押収。
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1814年
ブリュッヒャー将軍のプロイセン軍、ライン河渡河。フランス軍7万撤退。対仏同盟は、自然国境ではなく1792年国境しか認めない条件を出し、ナポレオンは交渉打切り、進軍準備。ジョゼフを帝国総司令官兼パリ管区司令官に。無数の書類を廃棄。非嫡出子に生活の手当て。
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1815年
仏、ルイ16世・王妃の遺骨をマドレーヌ寺院からサン・ドニ王家墓地へ移す葬列。
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1818年
チリ独立宣言(スペインから独立)。初代大統領オヒギンズ、就任。
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1820年
スペイン【リエーゴの反乱】セビーリャ県カディス近郊の基地カベサス・デ・サン・フアンに集結したラファエル・デル・リエーゴ大佐(35)率いる大隊(新大陸遠征軍)1500、反乱。背景には軍兵士の劣悪な待遇。1812年憲法の施行を要求。反乱は全軍に広がり、各地の自由主義者も呼応。護憲革命。
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1822年
ベートーヴェン、グラーツのシュタイヤーマルク音楽協会から名誉会員に推挙。13日、「ピアノソナタ ハ短調」(作品111)、完成。
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1831年
ウィリアム・ガリソン(26)、ボストンで奴隷解放機関誌「解放者(リベレーター)」発行。奴隷解放の旗手となる。
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1834年
ドイツ関税同盟発足。ドイツ連邦に属する39領邦のうち28カ国参加。関税撤廃による国内産業のための市場拡張。プロイセン盟主の関税圏の形成
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ウクライナ/ベルラーシ/リトアニア、ロシア帝国西部諸県の学校にロシア語を授業用語として採用。
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1837年
米、チェロキーのリッジ一家(富裕層)ら、西へ移住開始。
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1843年
1~16日、マルクス(25)、「ライプツィグル・アルゲマイネ・ツァイトゥング」紙の禁止に関してプロイセン検閲制度批判。「ライン新聞」への検閲強化。
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1844(天保15)年
斎藤一(山口次郎)、江戸に誕生。
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to be continued to 1845 onwards

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