2015年8月9日日曜日
東京 国立近代美術館で荻原守衛のブロンズ『女』に遭遇した
国立近代美術館の常設展示『誰がためにたたかう?』鑑賞に行ったところ、
予想だにしなかった荻原守衛(碌山)のブロンズ『女』に遭遇した。
これで三度目になるか。
20代の後半の頃、会社の同期入社の友人3人で信州へ小旅行。
小淵沢で落ち合って、小海線を北上・・・。
現地で落ち合うことになったのは、多分それぞれの日程上の理由だったか。
私は、その落ち合う前に安曇野の碌山美術館に行った。
お目当ての一つがこの荻原守衛『女』。
(他に『デスペア』『文覚』など)
二度目は、・・・。
家族を持ってから、転勤で飛騨高山に2年ほど住んだことがある。
その間、何度か高山から信州方面に抜けるドライブをしたことがある。
まだトンネルがない頃の安房峠越えの時代。
(上高地とか白樺湖とか・・・)
そのうちの一度、碌山美術館を訪れている。
ただ、その時の記憶は、大王わさび園で「わさびソフト」を食べた(舐めた)ことの方が何故か大きい。
で、「な、なんでここに?」と思って、ネットで調べたところ、
荻原守衛の遺作となる『女』は、石膏で制作されたものが国立博物館にあり、これは重要文化財。
没後に同じ鋳型から作られた二つのブロンズ像が、碌山美術館と国立近代美術館にあるということらしい。
臼井吉見さんの小説『安曇野』、あれよかったな。
でも一番初めに触発されたのは、「パンとあこがれ」というテレビドラマ。
毎日見ていたわけではないが、題名が特殊な事や、後半にインド独立運動などが絡んできて、知るようになった。
これも今回改めて、ネットで調べた。
TBSポーラテレビ小説のシリーズで1969/3/31~9/27の全156回。
山田太一さん脚本。
主演は新宿伊中村屋の相馬黒光(ドラマでは違う名前)に宇都宮雅代。
夫の相馬愛蔵に東野孝彦。
多分、9月13日までの期間中にもう一度は観に行くことになるだろう。
荻原守衛『女』:
束縛から自由になろうとして身悶える明治の女、だそうだ。
参考
碌山美術館
『彫刻家・荻原守衛(碌山)』 日本近代彫刻の樹立
文化遺産オンライン 『女』
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