小山栄達(1881-1945)
《木村長門出陣》1942昭和17
木村長門守重成(-1615)といえば戦国時代屈指のイケメン武将として有名です。
豊臣秀頼(1593-1615)を主君とし、1614(慶長19)年の大阪冬の陣で初陣を飾りました。
あの真田丸の戦いにも加わっています。
翌年の夏の陣で死を覚悟した重成は、首を切り落とされても美しくあるために、戦に向けて食事を減らし、兜に香を焚きしめて出陣したと伝わります。
妻は秀頼の乳母であった大蔵卿局の姪、青柳。
植中直斎《重成夫人》には、夫の兜に香を焚く青柳が描かれています。
どちらも太平洋戦争下に描かれたのですから意味深長です。
植中直斎(1885-1977)
《重成夫人》1942昭和17
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