2017年6月5日月曜日

衆参決算行政監視委(6/5)。安倍晋三による国会審議崩壊 / 書類を持つ手が震え、「ヤジるな」と言ったすぐ後にヤジって委員長から「閣僚席からヤジらないで」と言われる始末 / 安倍「野次るのはやめましょうよ、お互いに」 / 今日は何回「いわば」をいったのか / 「えー、いわば、それでですね、ヤジは止めて、冷静にですね、私は総理大臣なのですから」 / あーあ、遂に差別用語(放送禁止用語)まで。総理も官房長官も、言葉が荒れている。語彙が豊富でない、修辞能力が欠如している / キャスト(動画①②) / まず質問に答えない。平気で間違いを言いそれを指摘されても訂正しない。質問されてもないことを延々としゃべり、しかもその意味は不明。こんなひどい答弁、わたしは聞いた記憶がない。/ 極めつけ! 「くだらない質問で終わっちゃったねまた」だと! / 「質問されたことに直接答えず、議論をすり替える。野党が反発すれば「ヤジで答弁できない」と言って、はぐらかす」「このままでは国会の役割を果たしたとは到底、言えないだろう」(毎日新聞社説)    
































 通常国会の会期末が今月18日に迫っても、学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題の解明が全く進まない。政府・与党は時間切れを狙っているのではないか。

 きのう安倍晋三首相の出席する衆院決算行政監視委員会と参院決算委員会で野党が追及したが、首相は事実解明に消極的な答弁に終始した。

 この問題の焦点は、学園の理事長が首相の友人だということが行政判断に影響したかどうかだ。文部科学省内で作成されたとみられる文書には「総理のご意向」などと記されているが、政府は「確認できない」として再調査を拒み続けている。

 文科省の前川喜平前事務次官は文書について、同省の担当課から示された「本物」と証言し、首相補佐官から直接、調整をせかされていたことも明かした。「官邸の最高レベルが言っている」との文書を添付したメールが省内で共有されていたことも新たに指摘されている。

 それでも政府は動こうとしない。

 そもそも文科省内に文書が存在したからといって、それが首相の関与を示すわけではない。調整を進めるために内閣府などの官僚が勝手に首相の名を使った可能性もある。

 首相は「私の意向は入りようがない」と答弁した。そうであれば、文書の存在を確認し、官僚機構のゆがみの有無を点検すべきではないか。

 首相が関与すること自体がただちに不適切とも言えない。国家戦略特区制度はもともと首相主導で進めることを前提としているからだ。

 だが、首相は「問題の本質は岩盤規制にどう穴をあけるかだ」と主張するばかりで、質問されたことに直接答えず、議論をすり替える。野党が反発すれば「ヤジで答弁できない」と言って、はぐらかす。その答弁姿勢には疑問を持たざるを得ない。

 前川前次官は文科省を「ヘビににらまれたカエル」に例え、首相官邸の指示で文書の存在を否定している可能性も指摘した。国会では、省内のメールに記載された人名を民進党議員が読み上げると、文科省局長が「同姓同名の職員は実際にいる」と苦しい答弁をして失笑を買った。

 与党が前川前次官の証人喚問を拒否し続けているのも解せない。このままでは国会の役割を果たしたとは到底、言えないだろう。









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