東京 北の丸公園
*昭和17年(1942)
8月22日
・山西陸軍特務機関の機構改革に伴い、顧問室を拡充
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・釜山-ハルビン間直通列車開通
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8月22日
・大本営、第21号作戦準備命令、南方軍に下す。
11月23日、作戦実施保留命令
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8月22日
・医師会及び歯科医師会令公布
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8月22日
・ブラジル、独伊に宣戦布告。護送船団護衛のための基地を提供。
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8月22日
・ドイツ第6軍、スターリングラード攻略を開始。
9月16日、市内に突入、市街戦となる。
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8月23日
・川口清健少将、支隊をガダルカナルへ護衛する第3水雷隊司令官橋本信太郎少将と作戦協定。
24日午前10時、川口支隊(歩兵第35旅団)、「浅間丸」「佐渡丸」でトラック発、ガダルカナルを目指す。この時点では船団輸送方式。
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8月23日
・日本画家竹内栖鳳(77)、没。
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8月24日
・第2次ソロモン海戦。
正午、南雲忠一中将指揮第3艦隊、フレッチャー提督指揮米機動部隊(サラトガ、エンタープライズ)。空母「竜驤」1撃沈。米、空母2中大破。
○機動部隊。
12時55分、南雲機動部隊より、敵位置を推定し第1次攻撃隊(観爆27・零戦10)が発進。
午後2時20分、敵機動部隊2群を発見(スチュワート島南東16浬に「エンタープライズ」、27浬に「サラトガ」基幹の機動部隊)。「翔鶴」隊が「エンタープライズ」を、「瑞鶴」隊が「サラトガ」を攻撃。「エンタープライズ」は被弾3発、大火災となり傾斜3度となるが、1時間以内に飛行機収容可能となり24ノットで走航。「サラトガ」は事前に攻撃を察知し戦闘機53機を上空に配置、命中弾なし。第1次攻撃隊の帰投は13機。
第2次攻撃隊は午後2時発進するも敵を発見できず帰投。
機動部隊は、第2次攻撃隊発進後変針するが、この連絡が送れ帰投が夜となり、母艦を発見できない艦爆4が行方不明、1機不時着となる。
尚、「翔鶴」は第1次攻撃隊発進後、敵の急降下爆撃を受けるが、回避に成功している。
第2次攻撃隊帰投後は、敵に接触している飛行機もなく、艦隊は戦場離脱。
○前進部隊。
24日10時20分、第3艦隊(司令長官南雲忠一中将)から分離した原忠一少将率いる支隊(空母「龍驤」重巡「利根」駆逐艦「時津風」「天津風」)は第1次攻撃隊(零戦6、九七艦攻6)を発進、空母「翔鶴」(主隊南雲中将指揮)からの攻撃隊と併せてヘンダーソン基地を爆撃。
一方、米軍も「エンタープライズ」から索敵機23を発進させ、更に「サラトガ」からSBD30、TBF8機を発進させる。
午後1時50分、「サラトガ」攻撃隊は「龍驤」を発見、急降下爆撃と雷撃とで左舷へ魚雷1本が命中し帰投。
「龍驤」は航行不能に陥り、午後6時過ぎ、ガダルカナル島北東200海里(約370km)地点に沈没。
午後2時20分、第1次攻撃隊が米空母発見、突撃するも米戦闘機30機に邀撃され大損害を受けるが、これを突破し急降下爆撃にて空母「エンタープライズ」に250kg爆弾3発を命中させる。
「エンタープライズ」は大火災が発生するものの、飛行甲板を1時間以内に補修、艦載機を収め、戦域を離脱。
「龍驤」喪失は珊瑚海海戦と同様戦力の分散によるもの。
喪失機は、零戦30・艦爆23・艦攻6の計59機。25日現在使用可能機数は、零戦41・艦爆25・艦攻34の計100、前日の機動部隊保有機数177に比し6割に満たず。
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8月25日
・日本海軍、ナウル島占領
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8月25日
・海軍陸戦隊、ラビ上陸、米現地守備隊に撃退。9月5日、撤退。
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8月25日
・ガダルカナル島上陸準備中の駆逐艦「神通」被爆、「睦月」沈没。作戦中止となる。
連合艦隊司令部は、ガダルカナル増援は、船団輸送方式でなく、「鼠輸送」「東京急行」と呼ばれる快速艦艇による輸送方針をとることを決定。
24日夜、駆逐艦4隻の砲撃と水偵5機の爆撃をガダルカナル飛行場に加え、ガダルカナルの米軍機に大打撃を与えたと推測。
25日午前6時、一木支隊第2梯団・横須賀鎮守府第5特別陸戦隊の船団が、入泊隊形・揚陸の警備などに関する信号を護衛各艦に発する時、急降下爆撃を受ける。「神通」火災、「金竜丸」大火災が弾薬に引火し航行不能に。「金竜丸」乗員を救助した「睦月」がB17により沈没。「睦月」を救助した駆逐艦「弥生」と「金竜丸」の救助した哨戒艇2隻はラバウルへ回航。旗艦は「神通」から「陽炎」に移し、「神通」は修理のためトラックへ、船団はショートランドに向かう。
基地航空部隊は、この日の揚陸に合せてガダルカナル飛行場を、ラバウルの全力(陸攻22・零戦1号13)を午前6時に発進させ、9時50分頃、飛行場を攻撃。しかし、来襲10分ほど前、米機は飛行場を飛び立ち、攻撃機が引揚げてから続々帰投着陸し、地上で爆撃されるとか、空戦で撃墜されるとかの危険は極力避け、ガダルカナル増援だけは確実に阻止するとの戦法に徹す。
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8月25日
・三菱重工業名古屋金属工業所鍛冶工場、産報懇談会の席上の組長中川留次郎の能率増進に関する意見に反感を持った徴用工員130名、中川を暴行、負傷させ、謝罪させる。
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