中日新聞
豊田自工会長「美しい故郷残すことも使命」 原発ゼロめぐり
2012年9月21日 00時01分
政府が打ち出した2030年代の原発稼働ゼロ方針をめぐり、日本自動車工業会(自工会)の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は20日の記者会見で、「次の世代に美しい故郷を残すことも経済人の使命」と発言。今後3年ほどの短期的なエネルギー供給は「真剣な議論が必要」としながら、企業のコスト以外に、国民の暮らしの視点からも議論するべきだとの考えを示した。
豊田会長は東日本大震災以降、日本人のエネルギーへの考え方に「大きな変化が起きた」と話し、「福島では原発事故で故郷に帰れない方々が多くいるのも現実」と指摘。ただ、原発ゼロへの賛否は「(原発発電比率を)何パーセントにするのか、自動車産業に十分な知見はない」と述べ、明言を避けた。
原発ゼロ方針には、経団連など経済3団体が雇用への影響などを理由に、真っ向から反対。自動車業界は「安全、安価で安定的な電力供給を求める」との基本姿勢を繰り返してきた。
(中日新聞)
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浜岡原発をフクシマと置き換えて考えれば、当然出てくる発想だ。
もう少し踏み込んだ発言が欲しい。
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