読売新聞
原発利用、専門家も「安心」24%減
原子力発電の利用を「安心」「どちらかといえば安心」と考える日本原子力学会の会員は、東京電力福島第一原発事故の前後で、86・5%から62・0%に減っていることがわかった。同学会が意識調査の結果を20日、公表した。
原発事故が、専門家に対しても大きな影響を与えたことをうかがわせる結果だ。
この調査は、同学会の専門委員会が2009年を除いて07年から毎年1月に実施している。今年は1400人に調査用紙を郵送し、611人から回答があった。
「原発の利用は安心か、不安か」という問いに対して、「安心」「どちらかといえば安心」が依然として半数以上を占めたが、最も増えた回答は「どちらともいえない」の20・6%(11年調査7・4%)。「不安」は、「どちらかといえば不安」を合わせ、17・0%(同5・5%)だった。
「今後も原発の安全確保は可能」との回答は9割近くを占めた。
(2012年9月21日09時22分 読売新聞)
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