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原発事故の放射性物質、福島の東3200キロに到達
2012.9.19 14:19
東京電力福島第1原発事故で海に流れ出たり、降り注いだりした放射性物質が、今年3月時点で福島から東に約3200キロの太平洋まで到達したことが、気象庁気象研究所や東大大気海洋研究所などの調査で分かった。放射性物質は水中に沈み始めており、調査チームは19日から広島県東広島市で開かれる日本原子力学会で発表する。
チームは昨年4月から今年6月にかけ、北太平洋の約300カ所で海水を採取。その結果、昨年12月には福島から東に約2550キロの海面で、放射性セシウムが海水1トン当たり10ベクレルと事故前より5~10倍の高濃度で確認された。
その後、今年3月には福島から東に約3200キロの海面でも事故由来の放射性物質が確認された。しかし、6月になると海面の濃度は事故前とほぼ同レベルまで下がり、一方で福島から東約2千キロの水深300~400メートルで1トン当たり約9ベクレルが検出された。
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