岩手日報
生活保護打ち切り恐れ退院、死亡か 盛岡の身障者
生活保護を受給しながら入院生活を送っていた盛岡市の30代の男性身障者が、市のケースワーカーから「入院が6カ月を超えると住宅費を支給できない場合がある」との説明を受けて退院し、約10日後に死亡していたことが、10日の市議会一般質問で明らかになった。退院と死亡との関連は不明だが、ケースワーカーは生活保護支給の延長規定を説明しておらず、男性が支給打ち切りを恐れて退院を早めた可能性があり、市は「(説明方法を)見直すべき点がある」としている。
男性は3月初旬にアパートで死亡しているのを友人が発見。死因は急性心臓死とみられ、退院との因果関係は不明だ。
生活保護実施要領によると、6カ月を超えて入院しても、その後3カ月以内に確実に退院できる見込みがあれば、住宅費の支給を3カ月延長できるが、ケースワーカーはその点について男性に説明していなかった。男性の入院期間がどの程度になるか、病状を見た上で説明しようと考えていたという。
(2012/09/11)
0 件のコメント:
コメントを投稿