転職サイトを通じてようやく集めた大阪の公募校長
について・・・
<転載>
そして、それだけの人物が一度に50人も確保できるのか、というのが最大の問題だった。
公募をはじめても「思うように応募が集まらなかった」(市教育委員会)という。
そこに助け舟を出す転職サイトが現れた。
結果として校長に応募した928人のうち、なんと769人が転職サイト「ビズリーチ」を経由しての応募だ。そのため大阪在住の応募者は7%に留まり、東京(37%)など関東圏からの応募が過半数を超えた。
大阪が東京とはまったく違う難しい問題を多く抱えていることを知っての応募なのだろうか。
サイトの運営会社が公表している「応募理由」「課題」「校長になったら変革したいこと」には思い思いに様々なことが書かれているが、共通するのはテレビやマスコミの論調にもろに影響を受けていることと、大阪の地域特性がほとんど考慮されていないことだ。
自ら考えることを放棄して、マスコミ受けを狙った「世の中をうまく渡り歩く」人間を育ててどうするのだろう。
こんな考えの公募校長たちが、13年4月に就任する。
合格者決定から3カ月程度で、現実を理解して、教育現場で起きる問題に対処できるようになるとは思えない。どんな科目をつくりたいかという問いに応募者は、
「だいじょうぶ科」「日本とは何科」「遊ぶ科」「親直し科」「それでも科」「やってみる科」「SAMURAI科」「楽しんでる科」「私がイチバン科」「ナカマカ科」「いいかげん科」
と、回答している。
これで年収880万円(満55歳)に諸手当がつくという。他人(ひと)の子どもを使って悪ふざけをしてほしくない。
<転載おわり>
記事はコチラ(↓)
小中学校に「だいじょうぶ科」?
大阪公募校長の実態
飯島 勲 「リーダーの掟」
PRESIDENT 2012年12月3日号
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