2012年11月24日土曜日

みんなの党の渡辺氏、橋下のじゃんけん選挙区調整に激怒。 でも、橋下の計算済みの言動デス。

MSN産経
橋下氏のじゃんけん発言に激怒 渡辺氏「バカなこと許されない」
2012.11.24 17:39
 みんなの党の渡辺喜美代表は24日、都内での街頭演説で、日本維新の会の橋下徹代表代行が同党との選挙区調整に関し「最後はじゃんけんで決めていい」と発言したことについて「そんなばかなことが許されるのか」と反発した。「じゃんけんで決められるほど、いいかげんな候補者を選んでいない」とも述べた。
 同時に、橋下氏に対し23日に候補者同士による討論会を通じての一本化を提案したと明らかにし、「橋下氏は『合流が前提でなければできない』と返答してきた。何のために戦う集団を立ち上げたのか」と批判した。
 日本維新と太陽の党の合流についても「(両党の)政策合意書に『改革』という言葉が出てこない。戦う覚悟が書かれていない」と指摘した。

MSN
維新とみんな、一気に関係悪化 「第三極」共倒れ?
2012.11.24 08:09
 日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長が23日に呼びかけた「吸収合併」に対して、みんなの党の渡辺喜美代表が強く反発、渡辺氏は29日告示の東京都知事選で維新側から協力関係の解消を通告されたことも暴露した。衆院選の候補者調整のもつれをきっかけに両党の関係は一気に悪化。民主でも自民でもない第三極の一大勢力は「共闘」どころか「共倒れ」の可能性も出てきた。(山本雄史)

 橋下氏は23日、テレビ朝日の番組で、みんなの渡辺氏と江田憲司幹事長に電話で合流を呼びかけた経緯を紹介し、「ひとつのグループになれば、意地でも(候補者調整を)やる。国のことを思うのであれば、自分たちのポジションとか、自分たちの勢力がどうのこうのは関係ない。一緒になりましょう」とテレビ画面からも呼びかけた。
 ところが、九州遊説を終えて帰京した渡辺氏は、羽田空港で待ち構えた記者団に橋下氏への不満をぶちまけた。
 「(17日の)維新と太陽の党との合意文書は、われわれには満足いくものではない。太陽と一緒になっちゃったら、理念と政策がどうもぼけちゃった。よほど切羽詰まっているということでしょうか」
 さらに「(旧太陽の)園田博之前衆院議員から江田幹事長に、都知事選は一緒にやりたくないという話が来たようだ。いったん交わした協定書を電話一本で破棄してくるのは腑(ふ)に落ちない」とも暴露した。

 両党が共通政策に合意したのが15日。そこから衆院選選挙協力の調整が本格化したが、競合選挙区は23日時点で8都道府県の18選挙区にのぼっている。しかも競合区は関東に多い。
 東京や神奈川を中心に候補者擁立の準備を進めていたみんなは、維新と選挙協力して「東のみんな、西の維新」ですみ分けられると期待したため、裏切られたとの思いが強い。
 一方で維新にとってみんなの考え方は「自己勝手」でしかなく、「先にみんなが立てたからといって、維新がすべてを譲らなければならないのか」(幹事長の松井一郎大阪府知事)との反感がある。
 さらに、維新から合流を拒否された減税日本が22日、亀井静香前国民新党代表らと新党「減税日本・反TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)・脱原発を実現する党」を結成。今後、小沢一郎代表の「国民の生活が第一」と連携し、第三極の「別グループ」へと発展する可能性も大きい。
 橋下氏は、みんなを吸収合併することで、この「別グループ」と対抗していこうと考えたふしがある。旧太陽から維新代表となった「総大将」の石原慎太郎氏をないがしろにはできないとの思いもにじむ。
 しかし、みんなには「うちの方が組織は大きいし、歴史も長い」(幹部)というプライドがある。渡辺氏の「暴露」の背景には、政策よりも合併を優先し「野合」批判を浴びてまで合流にこだわる必要はない、との計算が働いたことも考えられる。

MSN
みんな、維新との合流拒否「旧太陽との合併解消を」
2012.11.24 00:50
 日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は23日、テレビ朝日の番組で、みんなの党の渡辺喜美代表と江田憲司幹事長に同日電話をかけ、「何とか一本化して、ひとつのグループになるよう大英断を下してほしい」と、合流を呼びかけたことを明らかにした。渡辺氏らは、維新が原発政策を見直したことなどを理由に拒否し、旧太陽の党との合併が解消されない限り合流は難しいとの見方を示した。
 橋下氏は合流を求める理由を、両党間で難航してきている衆院選の候補者調整をまとめるため、とした上で「今は(太陽の党を吸収合併した)新しい日本維新の会だ。みんなの党のみなさんに入ってきてもらいたい。渡辺氏の判断ひとつで大きく政界再編のきっかけになる」と述べ、維新への吸収合併を求めた。
 渡辺氏は23日夜、羽田空港で記者団に対し、「太陽と合併した後に一緒にやりましょうと言われても『はいそうですか』とはいかない。太陽との結婚を解消してもらわないと合流話は進まない」と述べた。
 江田氏も産経新聞の取材に対し、携帯の留守番電話に橋下氏から合流の打診が入っていたと明かした上で「脱原発、消費税増税阻止、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加促進、企業・団体献金全面禁止などの政策が一致しないとダメだ」と答えた。

読売
橋下氏が「みんな」に合流打診、渡辺氏は否定的
 日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は23日、テレビ朝日の番組で、みんなの党の渡辺代表に衆院選前の合流を打診したことを明らかにした。
 橋下氏から渡辺氏に電話をして、「東京都知事選の告示日(29日)までに、何とか一本化の大英断を」と呼びかけた。渡辺氏は合流は困難と伝えたという。
 橋下氏は番組で、出演前に渡辺氏に電話をしたことを明らかにしたうえで、「国のことを思えば、自分たちのポジションや勢力に関係なく、一緒になりましょうと(言った)。僕も代表代行というポジションに全くこだわらないし、一つにまとまらないとだめだ」と語った。みんなの党の江田幹事長にも電話で同じ呼びかけをしたという。
 衆院選では維新の会とみんなの党は現在18選挙区で競合しており、「第3極」の勢力内でのつぶし合いを避けるため、合流した方がよいとの考えを示したものとみられる。
 これに対して、渡辺氏は23日夜、羽田空港で記者団に「維新と太陽の党の(合併)合意に原発をゼロにする政治的意思が反映されておらず、こういう中で合流と言われても、なかなかのめる話でない」と述べ、衆院選前の合流に否定的な考えを示した。こうした考えを橋下氏にも伝えたという。
(2012年11月23日23時32分  読売新聞)









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