福島民友
イノシシから3万3000ベクレル 野生鳥獣検査で最大
県は20日、野生鳥獣の肉16点の放射性物質検査結果を発表、放射性セシウムは5点が食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えた。このうち、いわき市で捕獲したイノシシは1キロ当たり3万3000ベクレルのセシウムを検出した。県によると、検出値はこれまでの野生鳥獣の検査で最大。
県は測定結果について「確かなことは分からない」とするが、「局所的に放射線量が高い場所の物を食べたり、高線量の地区から移動してきたことなどが想定される」としている。県は浜通りと中通りで捕獲したイノシシの肉は食べないよう要請している。このほか、須賀川市のイノシシ、いわき市のカルガモ、福島市のマガモ、桧枝岐村のニホンジカ各1点が基準を超えた。県は新たにいわき地区のカルガモ、県北地区のマガモ、南会津地区のニホンジカについて自家消費を控えるよう要請した。
(2012年11月21日 福島民友ニュース)
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