2012年11月30日金曜日

「日本のナショナリズムの高まりは衰退の表れ」(米政治学者、英FT誌)

ANN News
米政治学者「日本の右傾化は衰退の表れ」と指摘(11/29 11:42)

 アメリカの政治学者、ジョセフ・ナイ氏がフィナンシャル・タイムズに寄稿し、日本のナショナリズムの高まりについて警告しました。

 ナイ氏は、イギリスのフィナンシャル・タイムズに「日本のナショナリズムの高まりは衰退の表れ」と題した文章を寄稿しました。このなかで、日本は総選挙を控えていて、世論調査を見ると右傾化しているように見えると指摘しています。これに対し、中国政府が「日本の右派軍国主義が台頭している」と懸念を持っているが、その心配は必要はないとしています。それよりも問題なのは、日本が内向きになって大衆迎合的なナショナリズムが高まってアジア地域の安定が損なわれ、日本の地位がさらに低くなることだと訴えています。右傾化が政界再編を促し、日本に安定した政権ができることは望ましいが、近隣諸国を敵に回す危険性もあると日本の政治の行方に強い関心を持った内容になっています。

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