2011年2月8日火曜日

京都 四条大橋から三十三間堂へ(2) 六道之辻 六波羅密寺 空也上人立像 平清盛坐像

建仁寺を抜けると六道之辻。
この辺りを歩くのは二度目で、前回の方が写真は豊富です(コチラ)
今回は、六波羅密寺の宝物館で平清盛像と空也上人像を見るのが主目的です。
*
▼六道之辻
六道は、人間が善悪の業によって赴く六つの迷界、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天のことで、その六道への辻を「六道之辻」という。

*
▼この六道之辻を南下する。
右側に見える六原小学校の先が六波羅密寺。
*
六波羅密寺
空也上人が、応和3年(963)、鴨川の東に建てた西光寺が前身。
平氏一門が、この寺域に「六波羅団地」ともいうべき一門の邸宅を並べた。
寿永2年(1183)、平家都落ちの際、平氏はこの邸宅群に火をかけ、寺も本堂以外は焼失した。
源氏の世になると、六波羅探題が置かれたところでもある。



*
空也上人立像
口から出た小仏は、「南無阿弥陀仏」の六音を視覚的に現したもの。
*
「ひとたびも 南無阿弥陀仏と いふ人の はらすの上に のぼらぬはなし」(「拾遺抄」)
*
非常にわかり易い
*
空也は、民衆に阿弥陀の名号を唱えて、阿弥陀聖とか市聖(東市、西市で念仏をしたため)とか呼ばれる伝道僧である。
*
*
平清盛坐像
経典を読む清盛。
滅亡した平家一門の菩提を弔っているのか。
平家一門滅亡を知る像の制作者の心象風景でもあろう。
経典を持つその手の指は、武家の棟梁らしからぬ優美さであった。
*
宝物館入場料金600円
また機会あれば見てみたい像群である。
*
「★京都インデックス」 をご参照下さい。
*

0 件のコメント: